キッチン換気扇のお手入れは重曹ですべて解決

キッチン換気扇のお手入れは重曹ですべて解決

キッチンにある換気扇のお手入れ。考えただけで気が滅入りますね。まあ、そんな萎えた気持ちでいても仕方がないので、ここはひとつ気合いを入れましょう。大丈夫!気合いと言うほどの意気込みは必要ありません。たとえ換気扇がひどい油汚れにまみれていたとしても、「重曹」が、我々のどんよりとした気持ちもろとも、すべて洗い流してくれます。
 

キッチン換気扇、まめに手入れをしないから気が滅入る

キッチンの換気扇が汚れる理由は定期的な手入れを怠っているからですよね。たまに「換気扇掃除が嫌なら使わなければいい」などという暴論を展開する人もいますが、実際、使わなくてもいつかは掃除しなければなりません。
 

キッチンの換気扇、汚れは油汚れと怠け心の積み重ね

キッチンの換気扇は、調理で出る油分に、塵や埃が堆積することで汚れていきます。その堆積を助けるのは、人間の心に潜む怠け心です。
 
「来週にしよう」
「まだいいや」
 
わかります!
キッチンの換気扇の掃除は、風呂場やトイレなどと並ぶ、家庭における嫌なビッグイベント・トップ3。ただ、だからこそ、日頃のお手入れが重要になってくるのです。
 

キッチン換気扇、まめに手入れをするといい理由

換気扇に限らず、機械は最高の性能を常に発揮できるようにメンテナンスしてあげることが大切です。性能が発揮できないような状況で使うと、通常よりよけいに電気代がかかってしまうことがあります。
 
キッチンで調理する時以外に、単に屋内の換気のためにキッチンの換気扇を使う場合もあるかと思います。タバコを吸う方などは思い当たる節がありませんか?
 
換気扇は調理で出る煙や油分の他に、タバコの煙が充満した屋内の換気などにも使われます。温度や湿度によっては、カビが発生しやすくなることも十分に考えられるでしょう。このまま換気扇を回し続けると、換気どころか宅内に雑菌を循環させてしまうかもしれません。
 
  • 食中毒を引き起こす可能性も
汚れた換気扇を放置しておくことで、雑菌が循環してしまう可能性もありますが、同じように怖いのが食中毒です。換気扇にたまった油汚れが、温度や湿度などの外的要因により液化し、調理中の料理にしたたり落ちることは十分に考えられます。飲食店には厨房の衛生をチェックするしくみがありますが、一般家庭にはありません。換気扇をきれいに手入れすることは、キッチンまわりを衛生的に保つために欠かせない作業です。
 
  • キッチン換気扇、週に1回、軽く掃除しよう
キッチンの手入れは習慣化しましょう。まずは、あまり恐れるに足らないエリア、レンジフードの外側、フィルター、ファンなどを軽く水拭きするようにしましょう。少し台所用の洗剤を使ってもいいですが、なるべく手早く終わらせてしまいましょう。このようなかんたんな手入れを毎週していれば、ハードな油汚れと台頭しても怖じ気づかない心が育まれます。
 
  • キッチン換気扇、揚げ物や炒め物を頻繁に作る場合は毎日
油物を調理することが多い場合は、できれば毎回、使用後の水拭きが理想的です。なかなか難しいかもしれませんが、やはり毎日の手入れは違いを生みます。
 
  • キッチン換気扇、3ヶ月に1回ぐらいは本格的に手入れ
キッチンの換気扇につく汚れは、先に触れた通り、調理で出る油分に、塵や埃が堆積したものです。毎日、もしくは週に1回、水拭きによる手入れをしても、使用頻度にもよりますが、3ヶ月もすればある程度の汚れになるでしょう。そのため、頑固な油汚れを取り除くための本格的なお手入れを、3ヶ月に1回行いましょう。これまでの小さい手入れが効いていますので、それほど面倒な作業にはなりません。
 
  • キッチン換気扇、本格お手入れには重曹水
重曹は、調理にも使える、安全な物質。家庭の便利アイテムとして、既に日本ではおなじみの存在ですね。この重曹、台所まわりの油汚れに抜群の効果を発揮します。換気扇のお手入れでは、重曹水(大さじ4杯の重曹を1リットルの水に溶かしたもの)として使用します。
 
  • 換気扇のパーツを取り外す
換気扇は意外にシンプルで、誰でも分解、組み立てができる構造になっています。プロペラ式の換気扇であれば、中央のキャップを反時計回りに緩めるだけです。扇風機の羽を取り外す時と同じ要領ですね。ドライバーが必要な場合もあります。
 
最近、もっとも一般的なのは、筒型のシロッコファンと呼ばれるタイプでしょう。シロッコファンの場合は通常、ネジ止めされているので、ドライバーを使用して取り外します。
 
なお、プロペラの場合もシロッコの場合も、けがをしないよう、ゴム手袋をはめて作業すること、また、電源コードは必ず抜いてください。
 
  • キッチン換気扇、パーツ単位で重曹水に浸す
1.まずはお湯を沸かします。沸騰したお湯に重曹を溶かして重曹水を作ります。熱湯を使うので十分注意してください。重曹は、熱湯に溶かすことにより、強力な洗浄能力を誇る炭酸ソーダに変わります。
 
2.まずゴミ袋を用意します。中に重曹水を入れるため、ゴミ袋は2枚重ねにして、空き段ボールや台所のシンクなど、良く安定する場所にセットします。
 
3.そこに先ほど作った重曹水を注ぎこみます。まだ熱いので、必ずゴム手袋をして作業をしてください。
 
4.取り外した換気扇パーツを重曹水の中に漬け込み、一晩そのままにしておきます。実際、汚れがそれ程ひどくない場合は、一晩も漬け込む必要はありません。数時間も漬け込めば、汚れがスルッととれるでしょう。
 
5.レンジフード内を拭き掃除します。中性洗剤を使っても良いですが、汚れがひどい場合は重曹水をスプレーして掃除するとひじょうに効果的です。
 
6.重曹水に漬け込んでいたパーツを取り出し、水で良くすすぎます。まだ汚れが残っている場合は、使い古しのハブラシなどを使って落としましょう。水分を良く拭き取り、完全に乾いてから元通りに組み立てます。
 
キッチンの換気扇掃除、それでもだめならプロにおまかせ
重曹を使用しても、どうしてもきれいにならない換気扇は、最後の手段としてハウスクリーニング業者に掃除を依頼することができます。
 
ハウスクリーニング業者の場合、やはり換気扇を分解して、部品を洗剤につけて清掃します。換気扇内部の清掃は、やはりプロフェッショナル。きれいに仕上げてくれるでしょう。しかし、あくまでも最後の手段。作業工賃はまちまちです。
 
キッチン換気扇の汚れ落としに重曹
今や家庭の必需品となった重曹。重曹の本当の名前は「炭酸水素ナトリウム」です。重曹は洗浄の他にもさまざまな用途に使用されていて、たとえば医薬品(胃薬)、調理(ベーキングパウダー、ソーダ水、かんすい)、農業(肥料)などがよく知られています。
 
レンジフードや換気扇まわりのお手入れの他に、電子レンジ内にこびりついた汚れ、浴室のカビ除去、洗濯に使えば消臭や柔軟剤としての効果もあります。
 
お掃除の万能アイテム・重曹は湿気に弱いので、完全密封の上、日光に当たらない乾いた場所で保管する必要があります。
 

キッチンの換気扇、お手入れを楽にするために手入れする

キッチンの換気扇に限ったことではありませんが、やはり何度も定期的にお手入れすることが大切です。1日1回、週に1回という小さな作業が、後々の楽な作業につながります。特にキッチンの換気扇は汚れがひどくなると、かなり厄介な作業になります。定期的な軽い水拭きと重曹パワーで換気扇をいたわってあげましょう。

 
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